甘(あま)い、いい匂(にお)いがします。

「なんだろう？食(た)べ物(もの)かな？」

二人が走(はし)っていくと、陽(ひ)だまりの中に大きな木があって、金色(こんじき)の柿(かき)の実がいっぱいなっています。

「食べよう！」

「うん！お兄ちゃん！」

木に近づいていくと、獣(けもの)臭(くさ)いにおいがします。不安(ふあん)に思(おも)って立ち止(ど)まると、木の下にはツキノワグマがいました。

「どうしよう、お兄ちゃん。おなかすいたよ！」

「ど、どうしよう…」

困惑(こんわく)する二人の手元(てもと)には、さっきもらった一本の木の枝(えだ)がありました。

さて、ここで二人はどうしたのかな？

木の枝で熊(くま)と戦(たたか)う！

熊と話(はな)してみる。