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「ごめんなさい、おじいさん、パパとママを(たす)けたいんです!」

 

「そうか、そうか、このわしはもう寿命(じゅみょう)もみじかい。わしのことはいいからパパとママを助けておあげ。」

 

「ごめんなさい…ありがとう!」

 

そら君とまめ君は()きながらその()()ろうとしました。そのとき、ふたたび地震(じしん)()こりました。(てつ)パイプが(たお)れてきます。まめ君が下敷(したじ)きになりました。もう(まよ)っている場合(ばあい)ではありません。そら君は鉄パイプを切ってまめ君を助け出しました。おじいさんは、地震で再び(ころ)がった鉄パイプのすきまから、いざり出てきてふう助かったと(いき)をつきました。

 

「チェンソーが…」

 

でも、そら君のチェンソーは(こわ)れてしまいました。そら君とまめ君は泣きだしました。

 

「パパ…ママ…ごめんなさい。」

 

大丈夫(だいじょうぶ)じゃよ。」

 

おじいさんが言いました。

 

「この下にある道を下って行ったところに、工場(こうじょう)がある。そこでチェンソーをなおしてもらいなさい。」

 

「ありがとう!おじいさん!」

 

二人は(ふたた)び走り出しました。

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