「ほら、性能アップしたチェンソーができたぞ!岩でも切れるぞ!」おじさんは誇らしげに言いました。
「予備のガソリンも持ってけ。おまけだ。」
「ありがとう、おじさん!」
二人は喜び勇んで走り出しました。もう暗くなりかけています。崖崩れのところで、二人は岩を切って、切って、くりぬいて、交代でチェンソーを使って、とうとうお父さんとお母さんのところまでたどり着きました。お父さんとお母さんはつかれたようすで、がけ崩れのむこうがわにすわりこんでいました。回り道もできずに、がけをこえようとしてがんばって、できなかったようです。
お母さんが目を丸くして言いました。
「まあ、二人とも!がんばったわねえ。ありがとう!」
お父さんが言いました。
「二人に助けられちゃったね。二人ともなんだかたくましくなったなあ。」
二人は何だか少し大人になった気分でした。4人は意気揚々として家へ帰りました。
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